学生寮のある大学で勉強した思い出

学生寮の食事

大学時代の思い出

現在、僕は経営コンサルタントの仕事をするなかで、大学生の時に学生寮を利用してよかったとつくづく思うときがあります。というのも、経営コンサルタントの仕事は、企業や団体などから依頼を受けた際に、依頼内容を相談し問題点をみつけ、それに対する適切な改善策をアドバイスしていく仕事です。文字だけでみれば、簡単な仕事内容と思う人もいるかもしれません。

しかし、実際にやってみると難しいことは沢山あります。依頼内容は、経営がうまくいくよう経営戦略や企業内の財務体制、生産効率からマーケティングなど多岐に渡ります。もちろん時代の流れによってビジネスのニーズが変化するため、経営コンサルタントは常に市場ニーズの把握や何が適切な生産性を生み出すのかを模索し続ける必要があると思っています。

なかには困難な依頼内容も珍しくなく、解決までたどり着けるか悩んでしまうことも1度や2度だけではありません。そのような悩んだときに学生寮から学んだことが活かされることがよくあるため、学生のなかで物件選びに悩んでいる人に学生寮について紹介したいと思います。僕のように学生寮での経験が今後社会で役に立つ場面が来るでしょう。是非参考にしてください。

学生寮のメリット・デメリット

学生寮のメリットには家賃が安いという点があります。学生になると金銭管理をする人も多くなるでしょう。そのようなときに家賃の高い物件を借りてしまって、毎日の生活が苦しいと感じている学生も多いと思います。学生寮の家賃は一般的な物件と比較して低く設定されているため、金銭的な悩みは少なくなりますよ。

また、寮によっては食事がついてくるところもあるんです。僕が入居した新潟大学の学生寮も食事つきタイプ。友人が入った茨城大学(水戸キャンパス)の学生マンションも食事付きでした。栄養バランスの考えられた食事がだされていたので、体調を崩すことはほとんどありませんでした。さらに学生寮は文字通り学生が住む寮ですので、防犯対策を考えた設備設計がされています。オートロックや管理人常駐も珍しくありません。
特に民間が運営している寮は、値段の割に設備がよく、コスパがいいのでおすすめです。

とはいっても、学生寮には、定められた時間までには寮に戻らなければならない門限制度もあるので、自分の時間を制限されてしまうことにデメリットに感じてしまう人もいるかもしれません。また、共同で使用する設備もあるので、完全に1人暮らしをしたい学生にはあまりおすすめできないかもしれませんね。
学年や学部が違う友人を作るチャンスでもあるので、人付き合いや人脈作りが好きな人にはおすすめです。
僕は、当時仲良くなった先輩から仕事を紹介してもらったこともありました。

身につくスキル

学生寮では、コミュニケーション能力が身につきます。共同生活環境なので関わり合いをもつ機会は多いんです。寮によってはイベントごともあるほど。この学生通しの関わり合いはとても重要で、緊張せず相手に話ができたり、相手のいわんとしている内容をしっかり頭のなかで整理し要点をまとめたりする訓練にもなります。就活時の面接にも役に立ちますよ。

僕は、入居当初同じ学生であってもあまり人に話しかけるような自信はありませんでした。けれども、学生同士の交流が自然に多くなるためか、気づかない間に相手とのやり取りのコツを掴んでいました。それだけでなく、目指す目標が同じ学生もいまして、資格取得にむけて勉強をした思い出があります。

そこから、諦めずに根気強く問題を解決していくスキルも身につきました。経営コンサルタントも難しい依頼や労力の大きな仕事を任されることはあります。それを根気強く地道に解決していく精神を学生寮にいる間に身につけたのではないかと思っています。