中小企業診断士の登録費用について
経営コンサルタントの仕事の幅を広げるために取り組んでいる、中小企業診断士の資格。
この資格は資格を取得してからの維持費についても知っておかなければいけません。
試験に合格をしても、中小企業診断士の登録や維持費について知らないでいると、お金がなくて中小診断士になれなかったということになってしまいます。
中小企業診断士は第1次試験合格後、いくつかの工程を経て中小企業診断士としての登録が必要になります。方法としては下記の3通りがあります。
- 1次試験合格後に、中所企業基盤整備機構or登録養成機関が実地している要請過程を修了する。
- 1次試験合格後に、中小企業診断士第2次試験(筆記・述試験)を経て→実習補修(15日間以上)or診断実務従業(15日間以上)を受ける。
- 1次試験合格後に、中小企業診断士養成課程を受講する。
どの工程で登録をするのかによってかかる費用も違ってきます。僕が選ぶのは2番目の中所企業診断士2次試験合格後に診断実務に従事するルート。コンサル業務に取り組めばいいので、他のルートにある実習補修の受講料や中小企業診断士要請課程の受講料がかからないからです。
注意しなければならないのは2次試験に落ちた場合、その年と前年度に受けた1次試験が次回の試験で免除されます。また科目合格となった科目も翌年の受験では免除の対象となりますが、免除申請が必要なので所定の申請手続を確認しておくといいでしょう。
2次試験の合格が思うように行かない場合や落としてしまった科目がある場合は、他の合格した項目の免除期間を意識していかなければいけません。
資格を維持するのにお金がかかる
取得後も中小企業診断士資格を更新するには維持費がかかります。5年に1度の更新手続が必要なのですが、2つの要件をみたさなければいけません。
1:「理論政策更新研修」の受講。知識の補充という要件
こちらは実地している団体によって受講料が異なります。中小企業診断協会で実地しているものだと1回6,000円です。
2:実務の従事。5年間で30ポイント以上の業務を中小企業と行う必要があります。
こちらは費用がかかりません。よって、1年間に6,000円の維持費がかかります。
1の、知識の補充に関しては「中小診断協会」に加入して実務従事する方法があります。
中小診断協会に登録する意味
中小企業診断協会は、中小企業診断士の試験実地や実務補修、理論制作更新研修などを行っている団体です。入会すると業界でのネットワークができ仕事を得る機会が得られるメリットがあります。また更新に必要である「実務従事」を支援する実務従事の機会を提供。この団体の入会には年間で5万円(都道府県によって異なる)かかります。協会に登録する場合の年間の維持費は、理論政策更新研修の6,000円と中小診断協会費用の5万円。合計で、5万6千円です。
もちろん登録は任意なので受けるメリットに対して、高い費用になるかは個人の感覚になります。